(社)やまなし観光推進機構
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては良き新年をお迎えのことと謹んでお慶び申し上げます。
昨年は、一昨年から引き続き新型コロナウィルス感染症が世界的に大きな脅威をもたらし、日本国内においても人々の健康や生命を脅かされる事態となりました。特に人々の生活を支える医療従事者を含むエッセンシャルワーカーの皆様には心より感謝申し上げます。
このような環境下で、経済も大きな打撃を受けたことは否めず、当協会の求人広告掲載件数調査でも回復の兆しはあるものの、コロナ前の水準にはまだまだ程遠い状況です。2021年の10月の件数は前年同月比20.2%増の92万2904件と前年からは増加傾向にありますが、コロナ前の前々年同月比でみますと38.6%減でした。底であった2020年5月の58.9%減からは徐々に回復し、ようやく4割減のところまできたという状況です。11月末の商況報告会でも、今後の見通しについては、まだ不透明で明確に言い切れないとする声が多く聞かれました。
そんな中、当協会では2020年から引き続き、新型コロナウィルス感染症による雇用への影響対策の一環として、会員の「求人メディアによる求職者と求人企業の双方への支援施策」の広報に努めております。
厚生労働省の「2020年雇用動向調査」の入職経路では、求人広告メディアは33.5%と依然トップシェアであり続けています。このことは、求職者と求人企業の双方からの強い支持と大きな社会的責任を示しています。
これまで当協会は1985年の創立以来一貫して、求人情報の適正化のために自主規制に取り組み、常に求職者保護を基軸に、より良いマッチングの実現のため積極的な情報提供と提案を行って参りました。
ウィズコロナ、ポストコロナの時代においても、当協会はこれまで以上に社会的責任を強く自覚し、求人情報の適正化をさらに進め、労働市場の活性化ならびに業界の発展に一層の貢献をしていく所存です。
本年も当協会の活動にご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、皆様にとりまして実り多き一年となりますことを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
公益社団法人全国求人情報協会
理事長 鈴木 孝二